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それでは始めていきます。

どうも、電脳しょーたです。

今回はマインド・戦略編ということで、クリスマス商戦で非常に重要な考え方な部分をお伝えしていきます。

あまり多くなりすぎても頭がパンクするだけなので、重要なところを3点にまとめました。

その3点とは…

  • 仕込みはしてはいけない
  • おもちゃだけがクリスマスじゃない
  • 上がった商品を店舗で回収して即売り


もうこれで察せる人もいるかもしれませんが、それは「知っているつもり」だけの可能性が非常に高いので、必ず最後まで読んでくださいね。

では、上記で上げた3つをそれぞれ解説していきます。

1.仕込みをしてはいけない


はい、まず多くの…とても多くのクリスマス商戦素人が失敗する理由はここです。

「商品が値上がりする前に」「自分の妄想で」「価格が上がると勘違いして」商品を仕入れること。

これだけは絶対にやってはいけません。

いきなり厳しいことを言いますが、マジでこれだけはやってはいけません。

なぜかというと…

「未来のこと」なんて誰にもわからないからです。

こんなことを言うと元も子のない気がしてくると思いますが、決してそうではなりません。

実際に商品を仕込んで稼いでいる人も大勢います。

では、なぜ素人はやらない方がいいのか?

簡単な理由です。

それは…「期待値計算」ができないから。

期待値?なにそれ?

と思うかもしれませんが、ようは確率の話です。

未来のことが100%わかるわけではありませんが、ある程度予想することはできます。

今やられても困るのでわかりやすいようにザックリお話しますが、

1万円で仕入れて、70%の確率で30%利益が出る

30%の確率で-10%の赤字が出る

という分析結果があったとしたら、

その商品を買い続ければ、1商品当たり(30×70%-10×30%)18%の利益が出ることになります。

ただ、これはあくまで確率の話。

確率というのは母数が多ければ多いほど、再度が高まっていきます。

例えば、裏表があるコインを投げれば確率的には裏が出る確率も表が出る確率も50%。

でも、実際には表が5回続いたり…裏が10回続いたり…そういうようなこともおこるわけです。

でも、1000回、1万回とやっていけば、ほぼ確実に50%に近づいていく…

ちょっと難しい話ですが、確率というのはこういうものなんですよね。

ん?せどりと何の関係があるの?

と思ったかもしれませんが、オオアリ。

さっき言った期待値は確率です。

未来がわからない以上「期待値」を追わなければいけないわけですが、素人の状態だと確率の精度を高める母数を担保できないんですよね。

商品を縦積みすることも、横積みすることも厳しい…

経験や分析力がなければ期待値計算もできない…

ので「商品を仕込む」というのは無謀な行為ということは、わかっていただけたでしょうか?

いきなりちょっと難しい話!?って思ったかもしれませんが、

「へ~、なるほどね~」

って思ってもらえればOK。

あまり深く理解しなくても今はまだ大丈夫です。

ぶっちゃけ僕も期待値計算のことはよくわかりません笑

なので、寝かしたりする場合はとにかく「分散」させることを意識しています。

このことが意識できるように、実現できる資金が使えるようになってから考えていくようにしましょう。

そもそも論ですが…

クリスマスは「クリスマス需要の商品」以外でも、売上規模は多くなります。

つまり、通常運転でも需要が底上げされるので、何もしなくても「売上は増える」んですよね。

なので、通常運転しながら、在庫量を通常月の1.1倍、1.2倍にするだけでそのまま売上(利益)が1.1倍、1.2倍になることは、大いにありえます。

あえて「クリスマス商戦に参加しない」という戦略もあることは知っておいてください。

2.おもちゃだけがクリスマスじゃない


『クリスマス商戦といえばおもちゃ!!!』

こんな感じで思っていませんか?

もし、そう思っているなら…

考えを改めた方がいいかもしれません。

クリスマス商戦の本質はシンプルで、クリスマス・年末年始の「需要の増加」と、年末年始休暇による「供給・配送の停止」です。

そう考えると「サンタクロースがあげるおもちゃ」だけ見ているってもったいなくないですか?

あなたのまわりで「クリスマスプレゼント」の話題は上がっていませんか?

・プレゼントでよく上げるものってなんだろ?

・普段は買わないけど、クリスマスプレゼントで…と買うものってなに?


と考えてみると、

・電動の髭剃り

・香水

とか、

・年末年始だから食品の買いだめがあるかな?

とか、

・大掃除で使うもの、日用品の総入れ替え

とか、いくらでも「妄想」はできると思います。

Googleトレンドを使って、需要が増えているキーワードを集めるのもいいですね。

Googleで「クリスマスプレゼント おすすめ」とか「クリスマスプレゼント ランキング」とか調べてみるのもいいと思います。

そこで出てきた商品群を戦術編で「keepaを仕込む」と利益商品になって返ってくる可能性も出てきますから。

一番大事なことは「自分の考え」だけで決めつけないことです。

あなたは1人の人間ですが、世の中には何十億人、日本だけでも1億人以上の人がいて、それぞれで考え方、生活スタイル、使っているものは違います。

なので、ちゃんと「市場を見つめる」ことが重要なのです。

ぜひ、何が売れているか?何が上がりそうか?

を意識してリサーチするようにしましょう。

次に生かすために…

クリスマスは一生で一度ではありません。

今のところ毎年1度は必ずやってきます。

なので、仕入れられなかった商品や失敗した商品があっても、次に生かしましょう。

来年、その経験がプラスになって返ってこれば失敗が失敗じゃなくなるんですよね。

イロモノ商品で上がったもの、鉄板で上がる商品など、ちゃんと見ていればわかってくる部分がでてきます。

それを繰り返せば「仕込み」もできるようになっていきますから。

ちゃんと手順を踏んで、階段を一段ずつ、確実に登っていきましょう!

3.上がった商品を店舗で回収して即売り


先ほどまで「考え方」の部分がメインでしたが、最後に「戦略」の部分をお伝えします。

行動指針ですね。明日はどうやるのか「戦術」メインでお伝えします。

言うとおりにすれば確実に利益を出せるので、頑張ってついてきてください。

まず、クリスマス商戦で弱者が確実に利益を出すなら「価格が上がった商品」を「店舗で回収」して「即売り」することです。

その商品を見つける方法は、

✓keepaで絞り込む

✓上昇通知を仕込む


と2通りあるんですが、こちらに関しては「戦術編」でお話します。

間違っても、プレミアになっていた商品が「アマゾンで復活」しても仕入れないでください。


もしかしたら、そのままアマゾンが出し続けるかもしれません。

それを読む実力はまだないです。

なので、在庫復活を狙うのはやめましょう。

見込み利益を出すことが目的ではなく、利益を出すことが目的なはず。

見込み利益なんてどうでもいいです。

しっかり利益が出るような行動を取っていきましょう。

では、なぜ店舗回収なのかと言うと…

仕入れ→販売までのスパンが圧倒的に短く、キャッシュフローが最速だからです。

仕入れてから販売するまでの時間が短ければ短いほど、仕入れたときに想定した価格で販売することができます。

店舗回収の特性上、仕入れる商品があって店舗に行くので、仕入れる前に出品することさえ可能。

つまり、仕入れたら「即」売って資金を回収することができます。(アマゾンの入金スパンにもよります)

「仕入れて販売する」この流れの中でお金を増やすのが、せどりの収益モデルですよね。

それが速攻で回るので、必ずお金は増えていきます。

極論言うと、5%でも1%でも利益が出ればOKなんです。

赤字を出すより…利益ができるかわからぬまま商品を持ってるより…は。

戻ってきたお金は、また仕入れに回すことができます。

持っておけば上がるかな?

そんな期待をする暇があれば、さっさと売って次の商品を仕入れに行きましょう。

※クレジットカードを仕入れに使う場合は、くれぐれも支払いに注意してください。

実際に持っていて上がった商品があれば、来年のための分析に使えば良いのです。

キャッシュフローを最速にして、確実に利益を出していく…

これが弱者がやるべき、最強の戦略なのです。

店舗回収方法

戦術編で利益商品を見つけた後は、近くの店舗など、回収できる範囲の店舗に電話で在庫確認を行いましょう。

ここを怠って店舗に突撃すると痛い目をみます。

近くにある店舗は「ロケスマ」で閲覧することが可能。

使い方はググってください。

このアプリを使えばどの店舗がどこにあるかわざわざググらなくても検索可能です。

 「家電量販店」など大枠でも表示できるので必ず導入してください。

ただ、ここだけの話、ロケスマは店舗せどらーの中でも有名です。

逆にいうと「ロケスマに載ってない店舗」は店舗せどらーがほとんど言ってないので、穴場だったりします。

なので、GoogleMapで検索するのも優位性はありますね。

話を戻して…

商品を取り扱ってそうな店舗に片っ端から電話をして、

  • 在庫確保できる店舗
  • 在庫はあるけど取り置きはできない店舗
  • 在庫すら教えてくれない店舗

このように店舗の特性のリスト化をしましょう。

融通が利く店舗は入荷状況や他店舗の在庫なども、サクッっと教えてくれたりします。

また、在庫状況を確認する際は必ず、複数商品をリストアップしてからにしましょう。

1商品ずつ電話していたら非常に効率が悪いです。

参考に店舗をまとめる用のスプレッドシートを共有しますね!

ぜひ、コピーして活用してください。

次にやることは「回収ルートを作る」ことです。

店舗への電話が終わったら回収ルートを作成します。

回収ルートを作る際の優先順位は上記の1⇒3の順番です。

できれば在庫がないとわかっている店舗以外全部回った方がいいですが、効率が悪いので回収にかけられる時間を見て都度判断しましょう。

本当に急いでいるときは誰か助手席に乗っけて、店舗に向かっている間に違う店舗にどんどん電話してもらいます笑

これを何度かやったら、定番の回収ルートを作成することをオススメします。

回収商品によって行く店舗は異なりますが、カテゴリーごとに行く店舗はだいたい決まっています。

毎回毎回、回収ルートを1から作っていたら非常にもったいないので1度使った回収ルートはきちんとメモして おきましょう。

 回収した際に店舗の温度感や対応などもメモしておくと尚良しです。

この定番回収ルートはトレンド回収にも廃盤回収にも利用できます。

 店舗せどりはごりごりの労働型ですが、このように店舗構築をすることで非常に効率がよくなるので、どうせや るなら効率化を目指してください。

定番回収ルート作成時メモ

  • 在庫数は教えてくれるか
  • 電話で取り置きはできるか
  • 入荷状況は教えてくれるか
  • 大量購入できそうか
  • 店員さんが冷たい目で見てこないか
  • セールのタイミング
  • クーポンの有無

ちゃんとした回収ルートを作れるかどうかで効率も収益も驚くほど変わります。

いきあたりばったりのことをするのはやめましょうね。

店舗管理にはこちらのシートをご利用ください。

ここで非常に重要なことをお伝えします。

在庫がある店舗が嬉しいからといって在庫がない店舗が出てくると、ガッカリしてすぐに電話切っちゃったら ダメですよ。

在庫がない店舗こそ答えが眠っています。

このノウハウが大前提としてアマゾンが在庫切れして間もない商品を狙っていますよね。

在庫が切れて数か月たっているならまだしも数日~1か月ほどしかたってない商品は正直、市場在庫が読みにくい です。

なので、在庫がない店舗を見つけると必ず”入荷状況を聞く”ようにしてください。

クリスマス商戦の回収なら年内に入荷があるのかチェックしましょう。

メーカーに電話がつながる場合はメーカーに直接電話で生産状況や出荷情報を聞くのもありです。

ありというかメーカーが教えてくれるなら聞きましょうね。

そしてすぐに入荷しそうならできるだけ早く「取り置きした店舗にキャンセルの連絡」を入れましょう。

「黙って取りにいかない」

これだけはマジでやめてください。

回収しないなら必ずキャンセル連絡してください。

めんどくさくても必ず。

それをしなければ人として終わります。

さて、先ほどのフローで入荷状況か確認でき、入荷が追い付いていないようなら全力で回収しましょう。

これまでの流れをちゃんと行っていればあとは運転して回収するだけ。

店舗でのリサーチも必要ありません。

店舗せどらーがせっせこせっせこピッピしている間に、利益商品だけ回収してしまいましょう。

一つのテクニックとして、

自己配送で順次さばくのもあり

です。

商品回収後、FBAに納品して売り切るまでにアマゾン在庫が復活すると事故るので取り置きをキャンセ ルしようという話でしたが、自己配送を利用して販売する方法だとうまく立ち回れます。

この場合はアマゾンが切れてすでに価格が結構跳ねている商品じゃないと厳しいですが、

  • 店舗取り置き
  • アマゾン自己発送出品
  • 売れた分だけ回収

この順番で取り組むとキャッシュフローも最強で、リスクもほぼないですね。

予約転売やトレンドもこのように取り組むと安全に立ち回ることができるので覚えておきましょう。

ただし、取り置きしたのに行かない店舗は必ず連絡してください。

上記の手筈を踏まないなら、最短最速でFBAに納品して販売することを意識してください。

「もう少し上がるかも。」

とあわい期待をよせてはいけません。

確かに上がる商品もありますが、出品者が群がって価格が下がることの方が圧倒的に多いです。

確実に利益を出せるように確実に利益が出る価格で売り切りましょう。

これまでの店舗回収の流れをまとめると、

  • プレ値商品をリストアップ
  • 店舗に電話で在庫確保
  • 在庫がないとこがあれば入荷状況を確認
  • すぐ入荷しそうなら在庫確保をキャンセル
  • 入荷が追いついていなければ全力回収
  • 最短最速で販売


今回は弱者のクリスマス戦法としてこの方法を紹介しましたが、商品選定をできればトレンド回収や廃盤回収にも使えます。

また、回収ルートをしっかり構築することで、外注などを使って回収してもらうことも可能。

回収ルート構築ノウハウがあれば、自分の地域じゃない人に回収してもらうこともできます。

これなら店舗せどりでもレバレッジを利かすことができますね。

これを店舗せどりというのかはあやしいですが…笑

ノウハウを知って1つのことで満足するのではなく、ノウハウを分解してどう生かせるか考えるようにしましょう。

最後にもう一度、弱者のクリスマス戦略の全体像をまとめますね。

★クリスマス商戦で大事な3つのこと

✓仕込みはしてはいけない

✓おもちゃだけがクリスマスじゃない

✓上がった商品を店舗で回収して即売り

これで、弱者のクリスマス戦略-マインド・戦略編-は終わりになります。

絶対に見て終わりにしないでくださいね。

戦術編はこちらから。