このような疑問にお答えします。
本記事の内容
- 廃盤商品とは?
- 廃盤商品をリサーチする方法
- 廃盤商品か確認する方法
今回は店舗せどりでも電脳せどりでも大人気の廃盤商品について解説します。
廃盤商品とはメーカーが生産終了をした商品。
廃盤商品は手堅く利益が出せるのでこの機会に覚えておきましょう。
商品選定をしっかり行えばジワジワ価格が上がっていくのも特徴です。
それではさっそく始めていきます。
廃盤商品とは?
廃盤商品=生産が終わっている商品
廃盤商品とはメーカーの生産が終わっている商品です。
そして新しい品番の商品が出ることが多いですね。
廃盤商品で利益が取れる理由
廃盤商品で利益が取れる理由は2つあります。
その①:廃盤後に安売りされるから
生産していた商品が廃盤になるとメーカーや問屋が卸値を下げることが多いです。
そして小売店も新しい商品と入れ替えるために販売価格を下げます。
「セール品」だったり「在庫処分品」と売り出されることが多いですね。
通常の売れている相場よりも安く仕入れることができるため利益が取れます。
その②:供給が断たれてるから
プレミア価格になるのは「需要と供給のバランスが崩れたとき」です。
供給が断たれると必然的にバランスが崩れていき、プレミア価格に突入します。
プレミア価格に突入してしまえば定価で仕入れていても利益が取れますよね。
ただし、ここで注意点が2つ。
廃盤商品を扱う上での注意点
- そもそも需要がない商品は価格が上がらない(最悪の場合下がる)
- 価格が上がるにつれて需要が減るので価格の上昇がゆるやか
この2点をすっぽかして廃盤だからと仕入れまくっていると痛い目を見るので気をつけましょう。
あくまで需要があるから供給が断たれるとプレミア化するのです。
過去モデルや過去に類似商品があればその商品を分析すると良いですね。
おまけ:プレミア価格とは?
プレミア価格(プレ値)とはメーカー希望小売価格(世間的に言う定価)より高く販売されている商品のことを言います。
なぜプレミア価格になるかというと『需要と供給のズレ』が原因です。
需要 > 供給 ⇒ プレミア価格
需要 = 供給 ⇒ 通常の安定価格
需要 < 供給 ⇒ 価格競争
※需要 ⇒ 商品を欲しがる人の数( 市場で売れる商品の数 )。
※供給 ⇒ 商品を売る人の数( 市場にある在庫数 )。
廃盤商品をリサーチする方法
廃盤商品の特徴を考えてみる
ここで廃盤商品の特徴と利益が出せる理由をもう一度考えてみます。
廃盤商品の特徴
- メーカーの生産が終了している
- 発売からある程度期間が過ぎている
廃盤商品で利益が出せる理由
- 需要があるのに供給がなくなる
大事なのでもっと言います。
廃盤だからと売れなければ意味がありません。
アマゾンからアプローチ
手順1. アマゾンランキングページを開く
手順2. 小カテゴリーまで絞る
手順3. 人気のメーカーや商品ジャンルを見つける
今回は明らかに多い「パナソニック」で進めていきます。
「現在人気のメーカーや商品の過去商品も人気なはず!」って思考です。
「コイズミ」や「テスコム」も多いですね。
ここで「キーワードを掴む感覚」を手に入れましょう。
手順4. アマゾンでキーワード検索する
「メーカー名+小カテゴリー名」が一番絞れますが、キーワードがそこまで溜まってない場合は「メーカー名」や「小カテゴリー名や商品ジャンル」だけでもOKです。
検索キーワード
- メーカー名+小カテゴリー名or商品ジャンル
- メーカー名
- 小カテゴリー名や商品ジャンル
手順5. アマゾン本体がいなくて価格が上がている商品を探す
※印はあくまでも一例です。
おまけ:アマゾン本体がいない商品を探す理由
アマゾン本体とは「Amazon.co.jp」のことでアマゾン自身が発売していることです。
アマゾン本体は在庫豊富&めちゃくちゃ安いので初めの方はアマゾン本体がいる商品を見る必要はありません。
逆にアマゾン本体がところどころで在庫を切らし始めると廃盤の兆しだったりします。
ヨドバシ.comからアプローチ
手順1.ヨドバシ.comでキーワード検索
検索キーワード
- メーカー名+小カテゴリー名or商品ジャンル
- メーカー名
- 小カテゴリー名や商品ジャンル
キーワード検索はアマゾン同様、上記で行いましょう。
キーワードが思いつかなければアマゾンランキングに山ほど転がっています。
リサーチを重ねるごとにキーワードはどんどん蓄積されていくので焦らずに、コツコツやるのが大事。
手順2. 適正カテゴリーに絞る
商品ジャンルがすでに決まっているなら適正カテゴリーに。
メーカー名などしか入れていないく、商品ジャンルが定まっていない場合はリサーチしたいカテゴリーに絞りましょう。
手順3. 「販売終了商品を表示しない」のチェックを外す
手順4. 「発売日(新)順」に並び替える
手順5. 「販売を終了しました」を探す
はじめに考察したように廃盤になるには発売からある程度の日数が必要です。
商品ページのはじめの方は現行品が並んでいるので飛ばしましょう。
こちらのパナソニックのページのように明らかに新商品が先頭に並んでいるとわかりやすいですね。
発売日から数か月しかたっていなければ「販売を終了しました」と表示されていても廃盤でない可能性・市場に在庫が豊富にある可能性が非常に高いです。
手順6. アマゾンでチェックする
ヨドバシ.comで廃盤の可能性が高い商品を見つけてきたあとはアマゾンでその商品がプレミアになっているか確認しましょう。
アマゾン本体がもともと販売していた状態で、在庫切れになっている場合は深堀しましょう。
おまけ:「おすすめの後継モデルがあります」はさらに固い
おすすめの後継モデルがあるということは、新商品が出ているということになり、廃盤が濃厚になります。
メーカーページに「生産終了」と記載がなくても廃盤と判断する大きな材料です。
ただし、メーカーによっては新商品を出したあとも旧商品を生産している場合もあるので、メーカーの過去商品を見るなどして判断してください。
廃盤商品か確認する方法
ヨドバシ.comで確認
前章でヨドバシ.comから廃盤商品へアプローチする方法を紹介しました。
ヨドバシ.comで「販売を終了しました」と表示されていれば廃盤の可能性が高いことはお伝えしましたね。
なので、廃盤を疑った商品はヨドバシ.comで検索しましょう。
100%廃盤というわけではないですが、高確率で廃盤商品。
また、「おすすめの後継モデルがあります」と表示されていればほぼ廃盤確定です。
念のため商品ページを確認し、後継モデルが本当にその商品の後継モデルか確認しましょう。
チェックポイント
- 商品写真が酷似しているか
- 品番に関連性はあるか
※メーカーによって品番に全く関連性がない場合もあります。
メーカーページで確認
続いて、より確実なメーカーページで確認する方法を紹介します。
「メーカー名+生産終了」
「メーカー名+廃盤」
などでGoogle検索したのち、メーカーページで検索するといいのですが、これだと効率が悪いです。
ここで価格.comを利用します。
[st-card-ex url=”https://kakaku.com/” target=”_blank” rel=”nofollow” label=”価格.com” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=””]
手順1. 価格.comで商品を検索。
手順2. [メーカー名]が頭にあるリンクをクリック。
手順3. 「メーカー製品情報ページ」をクリック。
手順4. メーカーページを確認
メーカーページではメーカーによって生産終了と書いていない場合もあります。
チェックポイント
- 生産終了
- 生産完了品
- カタログが消えている
- 新商品のカタログしか出てこない
- そもそもシグナルがない
おまけ:価格.comで相場をチェック
価格.comでネットショップ全体の価格も見れるので、全体的に価格が上がっているのかもチェックできます。
市場在庫がどれほどあるのかもわかるので価格.comを一回通すと便利ですね。
メーカーページの注意点
ほとんどのメーカーが廃盤になってもすぐに生産終了とは記載せずに記載までに時差があります。
廃盤を疑った商品があれば後継モデルが出ていないかチェックし、その商品の過去モデルの動きも調べることで精度が上がりますよ。
廃盤チェック項目
- ヨドバシ.comで「販売終了しました」表記があるか
- ヨドバシ.comで「おすすめの後継モデルがあります」表記があるか
- 価格.comで全体的に相場が上がっているか
- メーカーページに生産終了と記載があるか
廃盤商品リサーチまとめ
いかがでしたでしょうか。
ここで本記事の内容をおさらいしておきます。
廃盤商品とは?
- メーカーの生産が終わっている商品
廃盤商品で利益が取れる理由
- 廃盤後に安売りされるから
- 供給が断たれて需要と供給のバランスが崩れるから
この本質さえ理解しておけば、たとえ今回紹介したリサーチ方法が行えなくなったとしても、またリサーチ方法は考え出せます。
ノウハウやテクニックはもちろん大事ですが、本質も同時に理解するようにしましょう。
廃盤商品をリサーチして具体的にどうやって利益を出していくのかについてはこちらの記事をご覧ください。
廃盤商品の値上がりパターンは分析すればするほど読めてきますし、商品知識として身に付きます。
極めれば値上がりする前に在庫を所持しておいて、値上がったあとに販売することも可能。
コツコツ経験を積み上げていきましょう。
では。